g-kenknの日記

ボルネオ・peace・Memorial

世界の平和を目指す② (平和の種は優しさだ!)

  我ながら大きく出たなと思う。実際には一人一人が自分の場所で日常をつくり、積み重ね、それによって時代を変えようというのだから、やっぱりでっかく出たことには違いない。

 平和をただ戦争がない世の中とするのでなく、豊かな地域社会の世界への広がりだと考えることが基本だ。心豊かな健全な人間の営みが平和の素であることを認識して、小さい地域で住民が動き出すことから始めたい、というのが元々の考えなのだ。具体的には、平和の種を蒔いてその芽を育てようということだ。平和の種とは、「優しさ」「思いやり」。私たちがマレーシアのいわば未開の貧しい村で知った、本来の豊かさや人間の優しさ。自然と共に生き、その脅威にも家族や仲間と立ち向かい、乗り越えて祝いあう人々。そこに本質的な芯を見出したのだ。それに引き換え、先進国の都市部で便利と快適を享受し家族間でさえ連携連帯が薄れて生きる人々。お金さえあれば何でも手に入ると信じ込み、経済動向に一喜一憂する。だが、その先に平和な世界は待っていないように思う。

 しかしだからと言って、時代は逆には戻らない。折角得た便利で快適な暮らしも手放せない。では、どうしたら良いのだろうか。だから今がチャンスだ、と私は思う。